藤本 淳吾
Jungo Fujimoto

清水エスパルスで活躍し“ミスターエスパルス”こと澤登正朗の10番を継承した才能溢れるレフティー。

その左足は精巧で尚且つ力強さを備えており、芝生を刈るようにピッチを滑るサイドチェンジは精度、速度ともに日本でも屈指のレベルにある。また。自ら持ち上がってのチャンスメイク力は日本人MFの中でもトップクラスだ。

「視野の広さやFKを含めた得点力もあり、非常に面白い存在であるが、前目で使うには突破力や打開力にやや欠け、その後ろ目で使うには運動量や守備意識の低さが残り、使い勝手どころを悩ましい」と言われる時代もあったが、長谷川監督が信奉した4-3-3の右サイドで起用されるようになった頃からその課題を払拭。オフザボール時の走り込み、守備への参加率は飛躍的上がるだけではなく、自身でドリブル突破を仕掛ける姿勢も高まり、周囲を活かすだけではなく、自力でも活きる選手へと進化し、2010年のアジアカップのメンバーにも名を連ねた。調子の波が大きいところが改善されれば、さらなる飛躍が見込めるか。

2014シーズン、名古屋グランパスから横浜F・マリノスに移籍。桐光学園の先輩で、同じスペシャルレフティーである中村俊輔から背番号25を譲り受けた。