兵働 昭弘
Akihiro Hyodo

筑波大学から2005年に清水エスパルスとプロ契約を結んだMF。

安定感のあるテクニックをベースにしたレフティで、敵味方問わず周囲に気を遣ったプレーが持ち味。必然的に中盤の両サイドやセントラルなど複数のポジションをこなすことができ、プロ1年目には左サイドバックとしても起用された。スピードがあまりない一方献身的なプレーが光り、正確な左足でのプレースキックも得意としている。2003年ユニバーシアード代表。

清水では高卒の岡崎慎司、岩下敬輔、枝村匠馬らと同期。序盤戦はサイドバックで出場するなど決して順風満帆とはいかないルーキーイヤーだったが、チャンスをしっかりと生かし本職の中盤で先発に定着。2年目に大学の1年後輩で華のある藤本淳吾が加入したことで、より玄人好みの実力者としてチームの攻撃を支え、右のCKも担当（左は藤本）。人間性の高さで2009年からはキャプテンも務めた。

2011年に地元の柏レイソルへ移籍。J1復帰1年目のチームでいきなりリーグ優勝を果たしたが、自身は16試合の出場にとどまり、翌2012年はJ2のジェフユナイテッド千葉へ期限付き移籍した。千葉ではチームの大黒柱といえる活躍を見せ、シーズン終了後に完全移籍。2013年から2シーズンは10番を背負った。

2015年、若返りを図る千葉の方針もあり、大分トリニータへ完全移籍している。