竹内 涼
Ryo Takeuchi

浜松開成館高校初のJリーガー。2009年、平岡康裕以来4年ぶりとなる静岡県内の高校出身選手として清水エスパルスへ加入した。

プレッシャーのかかる局面でも落ちないボールコントロール、判断の速さと俊敏性を備えた“コントローラー”タイプのMF。ボール保持時の姿勢が良く、広い視野から長短のパスで攻撃を組み立てる。特に縦パスのセンスはチーム随一。

トップ下、ボランチ、サイドと中盤ならどこでもプレー可能。ミドルシュートも本来持ち味のはずだが肝心の精度を欠く場面が目立ち、プロ入り以降J1チーム相手の公式戦では一度もゴールを決めていない。

U-17、U-18の日本代表へ選出。清水でも加入当初から長谷川健太監督にその技術と落ち着いたプレーを評価されていたが、出場機会は得られず。2011年に就任したアフシン・ゴトビ監督のもとでもそれは変わらなかった。

当時は守備における積極性をやや欠き、体ができていなかったこともありボディコンタクトを避ける傾向が見られた。しかし、2012年に期限付き移籍したギラヴァンツ北九州において、三浦泰年監督に守備面と精神面を鍛えられ、バランスの取れたMFへと成長。2013年に戻った清水でスタメンの一角に食い込んだ。