永井 雄一郎
Yuichiro Nagai

ストライドの大きい、スラロームのような高速ドリブルが魅力のアタッカー。取られそうで取られない絶妙なボール運びを武器に、ジーコジャパン時代の日本代表でもプレー。日韓戦で決勝点を挙げるなどしたが、2009年の清水エスパルス移籍以降は怪我もあり目立った活躍を見せられずにいる。

小学1年生から高校3年生までの12年間を三菱養和で過ごし、1997年に浦和レッズへ入団。当時からそのドリブルの切れは凄まじく、夏に行われたU-20ワールドユースには飛び級で出場。チームもベスト8に入った。

翌1998年にカールスルーエへ留学するも、長身を生かしたプレーを求められ、本来のプレースタイルを見失ってしまう。しかし、1999年にナイジェリアで開催されたU-20ワールドユースでは、トルシエ監督の下、高原直泰と2トップを組み、準決勝のウルグアイ戦で決勝点を決めるなど活躍。チームの準優勝に貢献した。

1999年7月に帰国した後は持ち味を取り戻し、浦和レッズの主力へ成長。2003年に「ミスターレッズ」こと福田正博の着けていた背番号9を受け継ぐと、2006年にJ1制覇を達成。さらに、翌2007年にはACLを制し、自身も大会MVPに輝いた。

1979年生まれの「黄金世代」の一人であるが、早生まれのため多くの選手に比べ学年的には一つ上であり、中村俊輔と同学年。ジュニアユース時代はその中村とライバル関係にあった。

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