長沢 駿
Shun Nagasawa

U-15～19代表チームへの選出経験を持つセンターフォワード。

190cmを超える長身の選手で、それでいて足もとの技術も高いというタイプ。フィジカルの弱さが欠点だったが、J2への3年間の期限付き移籍でタフさを増し、プレッシャーの中で自分の持ち味を発揮する術を身につけた。

清水エスパルスの下部組織出身。高校2年で出場した2005年のJユースカップで得点王に輝くなど、長身を生かしたプレーで当時から目立っていた。

トップチーム昇格後は出番に恵まれなかったものの、2011年に期限付き移籍したロアッソ熊本で知名度を高めた。後半戦は調子を落としたものの、序盤戦で得点を量産しチームのエースに君臨。その後も、2012年に京都サンガ、2013年には松本山雅と、得点は少なかったが様々な環境下に身を置いてプレーの幅を広げた。

2014シーズン、復帰した清水で背番号9を与えられると、新加入のFWノヴァコヴィッチと良好な縦の関係を築き（※長沢が前）、公式戦5試合連続ゴールを決めるなどストライカーとしての才能が開花。ツインタワーとして守備の負担をシェアする中で前線からの献身的なチェイシングでもチームの力となっていた。

ところが、好事魔多し、4月の徳島ヴォルティス戦で右ひざの前十字靭帯を断裂してしまい長期離脱。全治8カ月でシーズンアウトと言われていたが11月末に復帰すると、直後の柏レイソル戦で復帰後ゴールを記録した。