佐々木 勇人
Hayato Sasaki

日本人には少ない、単独でサイドを切り裂ける小兵ドリブラー。

ドリブルからのクロスも持ち味とするが、自らもゴール前に侵入するセンスがあり、モンテディオ山形時代には、パス、ドリブル、シュートと山形のオフェンスにかかせない存在として君臨。

2008年から所属するガンバ大阪では厚い選手層の前に先発で出場する機会は減ったが、ガンバのパスサッカーにドリブルという独特のスパイスを加えられる“貴重なコマ”として起用されてその地位を獲得。

若かりし頃は50m5秒9のスピードを活かした突貫的な選手であったが、捌く能力、ゴール前に侵入して得点を決める能力を武器に、試合の流れを変えるスーパーサブという立ち位置を定着させた。

ちなみに、プロ入り後、公称167cmがいつの間にか164cmに縮み、また167cmに復活するどいう謎の“身長変動”があったが、実際は160cm半ばらしい。

また、モンテディオ山形にプロ入りする前にベガルタ仙台の入団テストを受けたことがあるが、不合格。2013シーズン、30歳にして念願のベガルタ仙台入りを果たした。

2015年には京都サンガと契約。当初は前線で起用されていたものの、原川が代表に招集されて不在だったこともあって序盤戦でボランチにコンバート。高い評価を受け、新たな地平を開いた格好となった。