ジョーダン・ヘンダーソン
Jordan Brian Henderson

優雅さと豪快さを持ち合わせた、トータルバランスに秀でたミッドフィルダー。

フィジカルと技術の融合したスタイルから「新しいジェラード」と評する意見もあるが、両足を巧みに使い分けるスキル、細かなスペースでも突破できるドリブルや確かな戦術眼は若き日のジェラードを凌駕するといえるほどの才能を秘める。また、1試合の平均走行距離が13kmといわれており類まれな運動量も魅力。

トップチームでの出場を希望し、09/10シーズンにコヴェントリーへローンで加入するまではサイドアタッカーとしてプレーすることが多かった。だが、シーズン途中に復帰したサンダーランドではセンターハーフとしての新境地を開拓した。

既にU-19、U-21とイングランドのユース代表として活躍していたが、2010年11月にはA代表に飛び級招集され、フランス戦でスターティング・ラインナップに名を連ねた。

2015年夏、ジェラードの後を継ぐリヴァプールのキャプテンに任命された。そんな彼だが、2012年にブレンダン・ロジャーズが指揮官に就任した際には500万ポンドでフラムへ移籍することについて交渉することが許可されていたという。放出寸前の戦力外から、たゆまぬ努力でその地位を確立し、レッズのキャプテンにまで上り詰めた形である。