マルキーニョス
Marcos Gomes de Araujo (Marquinhos)

「Jリーグ史上最高クラスの助っ人外国人」との呼び声も高い、クレバーな万能型FW。

チャンスを強引に作り出すドリブルが特徴のブラジル人らしいストライカーで、ミドルシュートも得意。その一方、11年にわたる日本生活から日本語を理解していることもあり、守備や運動量、パス回しに参加する意欲も高い。

2001シーズンまでブラジルでコリチーバでプレーしていたが、シーズン途中にヴェルディ川崎1969に電撃移籍。当時のヴェルディはJ2降格の可能性が見え隠れするなど、緊急事態に直面していたが、迷える名門を救うゴールを量産。2003年には期限付き移籍で加入した横浜F・マリノスでリーグ優勝を経験するなど「Jリーグでもトップクラスの外国人プレーヤー」としての評価をものにした。

だが、2004年に加入したジェフでアキレス腱断裂という大怪我を負うと、復帰後もプレー機会は与えられず、ブラジル帰国後はフットサルなどにも挑戦。だが、「再び彼がJの舞台に戻ってくる日は訪れない」と思われていた矢先、清水エスパルスからのオファーに応える形で2005年8月に再来日。その後は、鹿島でリーグ連覇を経験し、自身も2008年に得点王のタイトルを獲得した。

2010年に鹿島を退団後、ブラジルで引退して農場を経営する意向を示していたがベガルタ仙台と契約。しかし、東日本大震災を受けて開幕直後の4月9日にチームを退団、鹿島のオリヴェイラ監督が世話をしたこともあり即日アトレチコ・ミネイロと契約した。5試合で1得点という、らしくない成績に終わったが、

2012シーズン開幕前には古巣である横浜F・マリノスからのオファーを受け取り、再来日。「得点王を狙う」と豪語し、サポーターを湧かせた。