ディエゴ
Diego de Souza Gama Silva

抜群のキープ力とパスセンス、高い得点能力を兼ね備える攻撃的MF。個として強さを見せる一方、味方との連係で崩すプレーを好んでおりゴール前ではワンツーを多用する。

パウメイラスの下部組織時代から注目を集めるタレントだったが、トップチームではあまり出場機会を掴めず、2002年ジョインヴィレ、2005年にヴィッセル神戸（登録名はディエゴ・ソウザ）、2006年には柏レイソルに期限付き移籍で加入。神戸では、同胞のエメルソン・レオン監督が辞任したこともあり、わずか2カ月で退団となったが、柏時代には21ゴールを奪ってJ1昇格の大きな原動力となるなど評価を急上昇させた。

その後、2007年にウルグアイのレンティタスに移るが、同年に再来日。今度は東京ヴェルディでフッキとともに強烈な攻撃陣の一角を担い、J1への道を切り開いた。2008年には「残留争いの最中に天皇杯で4試合の出場停止を受け、残り全試合に出られなくなりチームも降格」という苦い経験も味わったが、2009年に推定移籍4億5000千万円で加入した京都サンガにおいて、（移籍する際の条件として本人が求めたと言われる）10番を背負ってハイパフォーマンスを継続。2010シーズンにチームはJ2に降格してしまったが、評価に値する活躍を披露した。

しかし、2011年途中にレンタルで加入したベガルタ仙台では最後までチーム戦術（守備の約束ごとなど）に合わず、本領を発揮できぬまま退団。同時に京都サンガとの契約も満了を迎えた。

2014年、石崎信弘監督が就任したモンテディオ山形へ加入。ブラジル人らしく“太め残り”で来日し、シーズン当初は期待外れのプレーに終始したが、体が絞れた夏場以降はチームの中心に。コンディションが上がったことで攻撃だけでなく守備にも奔走。終わってみればチームトップの14得点。アシストもチーム最多という大活躍で、4年ぶりのJ1復帰に大きく貢献した。