藤田 直之
Naoyuki Fujita

代表クラスの能力を持つ鳥栖の“頭脳”。福岡大学時代の同期には宮路洋輔らがいる。

福岡大学を卒業後、2010年にJ2・サガン鳥栖へ加入すると、すぐにリーグ上位レベルのボランチとして活躍。2012年のJ1昇格後もいち早くフィットし、チームの中心、また、主将として残留と躍進に貢献している。

元々攻撃的な選手だったとのことで、派手さないが確かなテクニック、パス能力、フリーキックと全て及第点以上。狭いスペースでの状況判断も良く、非常に“サッカーセンス”を感じさせるセンターハーフである。当初は運動量や球際の守備力が課題であったが、経験を重ねるごとにスケールアップしている。

また、彼の武器といえば何といっても30mを超す超ロングスローだ。豊田めがけた正確かつ驚異的な飛距離を誇るスローはプレースキックやクロス以上の効力を発揮。飛び道具としてサガンの重要な得点源であると共に一種の名物ともなっている。

能力的には代表選手にも匹敵し、もう一歩、強烈な個性をアピールできれば招集を受ける可能性もあるだろう。