梅鉢 貴秀
Takahide Umebachi

2009年全国高校サッカー選手権でベスト4入りを果たした、関大一校の心臓部。

イングランド代表スティーヴン・ジェラードに憧れるように、攻守に活躍できるタイプの選手であり、豊富な運動量を活かした守備、左右両足から放たれるキックの精度、ミドルシュートの意欲、鋭いタックルが光る。

関大一校の（当時の）監督、佐野友章は「利己的なプレーが多く、ピッチ外でも周囲を気遣える性格ではない」と3年生時に部員から彼をキャプテンに推す声が上がった時には、それを認めるかどうか悩んだようだが、更なる成長を信じて承諾。梅鉢自身も選手としても人間としても一回りスケールアップし、今度はキャプテンとして2010年の全国高校サッカー選手権にも出場を果たした。チームは惜しくもPK戦の末に準々決勝で敗退となったが、2011年度より加入する鹿島アントラーズでの活躍が期待されている。

世代別代表はおろか、大阪府のトレセンにも選出されたことが無いという異色の選手。ジョルジーニョ監督には、かつてアントラーズで活躍した大先輩「本田泰人のようになれ」と声をかけられたという。