昌子 源
Gen Shoji

全国の舞台にお披露目する前からJクラブが食指を伸ばした将来性豊かなセンターバックで、スピードや跳躍力を活かした空中戦の強さ、安定したフィードを特長とし、ボランチでの起用にも応えられる。対人守備における強さもストロングポイント。

2010年にはU-19の代表にも選出され、夏には鹿島アントラーズへの入団も内定。さらに、冬には全国高校サッカー選手権の出場権を獲得するなど充実した年となった。2011年の天皇杯2回戦、筑波大学戦でプロデビューを果たす。

2013シーズンは6月に負った右ひざ半月板の損傷でシーズンの大半を棒にふったが腐らずにリハビリを続ける。2014シーズンは開幕からレギュラーに抜擢され、岩政が抜けたバックラインにおいて重要な働きを見せる。

他のライバルよりも声を出そうということを心掛け、また自分では決して特別足が速いとは思わないが、カバーリングや守備範囲の広さには拘りを持ち、鹿島でのチームメイトで2014シーズンにコンビを組むことの多かった青木よりもひと回り広いスペースを守れるようにと考えていたという。

2014年10月にはハビエル・アギーレ監督によって日本代表に初招集を受けるも、最初の機会では負傷のために辞退せざるを得ない状況になった。後に再び選出され、2015年アジアカップにはサブの立場ではあるもののメンバーとして帯同している。この代表辞退に至る怪我はガンバ大阪戦で負ったものであり、昌子自身はガンバ大阪ユース出身という複雑な縁が出来てしまった。

小学生及びガンバ大阪ユース・中学生時代はFWとしてプレーしており、センターバックにコンバートしたのは高校生１年時。監督にコンバートを命じられ「本当に嫌だった」とは本人の言葉である。