宇賀神 友弥
Tomoya Ugajin

浦和ユース出身だが、トップチームには進めず流通経済大へ進学し、その流通経済大4年時に浦和に出戻りの形で強化指定選手としてプレー。その後、フィンケ監督が「即戦力」として高く評価し、そのまま浦和へ入団することになったという変り種の選手。

大学時代に「誰よりも筋トレとクロスの練習はした」というだけありスピード、フィジカル、クロスの精度にタイミングの良いオーバーラップを併せ持つ。左サイドからカットインしての強烈なシュート、巻いたシュートも得意。

右利きだが両足でボールを扱え、大学時代にプレーしていた4-4-2の左サイドハーフのポジションを得意とするが、浦和トップチームでは主にサイドバックやウイングバックとして起用される。なお、もともと高校時代、右サイドハーフでプレーしていたが、西澤代志也の存在によりポジションを失い、左サイドをやれと言われたのが始まりらしい。そこで苦手だった左足を早朝練習などで鍛え、いまに至るとのこと。

両サイドがこなせるのは持ち味でもあるが、反面器用貧乏ともとれるのが自身の中での悩みとも。強いシュートを放つのは左足、正確なボールを蹴るのは右足が得意。

ミシャ監督就任後は、その戦術に馴染めず苦しい時期を過ごしたが、当時チームメイトで同じようにコンスタントには出場機会を得ていなかったベテランの山田暢久や田中達也が、練習中から全力で取り組んでいる姿勢を見習い、また3人で練習後にコミュニケーションを取りながら切磋琢磨し腐らずに練習を続けたことで、2012年ナビスコカップ第4節川崎戦で1ゴール1アシストの結果を出せたと語る。