扇原 貴宏
Takahiro Ogihara

セレッソ大阪下部組織出身。

細身で2010年のプロ1年目は怪我に悩まされたが、クルピ監督が「将来のセレッソ大阪を背負って立つ」と太鼓判を押した左足を得意とする次世代型センターバック。

本職はDFだが、フィードの精度や足技、ポジショニングセンス、的確なパスワーク、クレバーさ、得点感覚などを備えている。そのために、守備的MFとしてのプレーが定番化している。

課題はフィジカル面や安定感、スペースがないところでのプレー。“遠藤保仁の後継者”と評される場合もあるが、攻撃の組み立てを期待できるタイプではなく、どちらかと言うと展開力と一撃必殺のロングパスで局面を打開できるタイプ。セットプレーでも抜群のボールを送る。左足の精度はJリーグでもトップクラスだろう。

U-15～23日本代表歴があり、セレッソ大阪ユース時代にはキャプテンを務めた。2012年ロンドン五輪ではチームメイトの山口とダブルボランチを組み、ベスト4に貢献している。

2011年10月のナビスコ杯浦和戦でサポーターからペットボトルを投げ入れられ、別のペットボトルを違う客に投げ返したことから2試合の出場停止処分に。反省し丸刈りになった。

チームメイトからは「タカ」と呼ばれている。