キム・ボギョン
Kim Bo Kyung

「誰よりも走る」と豪語する運動量とキックの精度、パワーを兼ね備える左利きの韓国代表アタッカー。

時にはFWをこなすこともあるように、得点、アシスト両面でチームに貢献できるタイプの選手で、韓国人選手の中ではトップクラスのテクニックと地に根を張ったような逞しいボディバランスを礎とし、プレッシャーにも体勢を崩すことなく抑えの利いたシュートは強烈且つ正確。また意外と右足でのボールコントロールも巧い。セレッソ大阪ではサイドから中へ切れ込みシュートをするパターンを確立している。上述のように攻撃の多彩制と無尽蔵のエネルギーを所有していることから、韓国では「パク・チソン２世」とも呼ばれている。

ただ、時折独りよがりなプレーが目立つことがある、特にビハインド時には「ボールをこねくり回して挙句に奪われる」といったシーンも少なくなく、サポーターにイライラを募らせることも。

2010年に弘益大学校を中退して、セレッソ大阪へ入団。しかし、セレッソの外国人枠（アジア枠含む）が埋まっていたため、C契約を結び、そのまま大分トリニータへレンタル移籍。開幕戦でゴールをあげて勢いに乗ると、PKを担当するなどJ初年度からチームの中心選手として大活躍。リーグ戦27試合に出場し、8得点という記録を残し、セレッソへ戻った。

U-20～A代表歴があり、2009年のU-20W杯韓国代表メンバーでは4試合に出場し2得点を記録している。