マルク・ムニエサ
Marc Muniesa Martínez

バルセロナの将来を背負ってたつと目される、未来のスター候補。

チームをまとめるリーダーシップがあり、「プジョルの後継者」と呼ぶ声もあるが、その年齢に相応しくない冷静さ、判断力も魅力的で、カンテラ出身選手らしく足元のレベルも高水準である。

カタルーニャのリゾート地、ジュレー・ダ・マル出身で、幼少期は地元のクラブPMジュレーに所属していたが、当時U-8のチームでムニエサを指導したラモン・セラーノが「この年齢ではボールに対して、ある種の恐怖感を持っているものだが、ムニエサはまったく違った。全く恐れを感じさせない積極的でヘディング、タックルに挑んでいた。スピードや左足のキックも良かった記憶がある」語るほど、当時からずば抜けた才能を周囲に見せ付け、バルセロナも4歳から彼の動向をチェックしてたらしい。

突然の病により、1年間サッカーから遠ざかる時期もあったが、持ち前の“ポジティブ・シンキング”で苦境を脱し、2002年にマシアの門を叩く。

着実に成長をし続けていた最中、2008年には左足十字靱帯を断裂し、またもや長期離脱を経験するが、これもその強靭な精神力ではねのけてカムバックし、2008-2009シーズンにはチャンピオンズリーグの決勝メンバーにも名を連ねるなど、飛躍のシーズンとなったが、紆余曲折という言葉が似合う彼のサッカー人生を表すかのように、翌季に果たしたプロデビュー戦では退場処分も受けた。

なお、クラブ史上の4番目の若さでのトップチームデビュー記録保持者でもある。

11/12シーズン、バルサBではアンカーも経験。