リカルド・クアレズマ
Ricardo Andrade Quaresma Bernardo

むらっ気があり、安定感はないが、スピードと遊び心満載のドリブラー。

その多彩な足技から「ハリー・ポッター」の愛称を持つ。アウトサイドを使った高速クロスも得意技で、FKもアウトで蹴ることがある。

彼もまたシモンと同じく、「フィーゴII世」と呼ばれたが、バルサではライカールトとの確執もあり活躍できなかった。

2006年のW杯は惜しくも選出漏れとなったが、同年のU-21EUROでは主将を務めた。その後ポルトで成長し、2008年夏、インテルの監督に就任したモウリーニョに請われイタリアへ。

しかし、バルサ時代と同じく空気の読めないプレーを連発。年末にラジオ局のリスナーが選出するイタリアの年間最悪選手賞「Bidone d'oro」（金のバケツ賞）に選ばれてしまった。

2012/13 ELのアトレティコ戦では監督にハーフタイム交代を命じられ激怒。ボトルを投げつけてクラブから長期の出場停止処分を受けている。

2013年には古巣ポルトに復帰し、母国で復活を見せる。その結果2014年ワールドカップの予備登録30人に選ばれたものの、本大会の23人には入ることができなかった。