ファブリシオ・コロッチーニ
Fabricio Coloccini

チリチリの髪型が特徴的なセンターバック。

初速やアジリティーに欠ける感はあるが、対人戦での間合いの詰め方が巧く、スピード豊かなプレーヤー相手にもソツなく対応し、的確なカバーリング、積極的なコーチング、打点の高いヘディングなど、ストロングポイントは多岐に渡る。また、若かりし頃は、サイドバックや守備的ミッドフィルダーとしてプレーしていたように、予想以上の攻撃力や展開力も備えている。

ボカ・ジュニオルスでトップチームデビューし僅か2試合の出場で若くしてACミランに移籍。しかし、ミランでは出番を与えられず、名を上げたのは2001年のワールドユースにキャプテンとして出場し、優勝を果たしてから。

その後移籍したスペインでは01/02シーズンにアラベスのUEFAカップ出場権獲得に貢献し、02/03シーズンはアトレティコ・マドリーでレギュラーとして活躍。オリンピックでも優勝をオリンピックでも優勝を経験し、ついにフル代表にもコンスタントに呼ばれるようになった。その後、ビジャレアル、デポルティーボを経て、2008年8月に1030万ポンドでニューカッスルに加入。移籍初年度の08/09シーズンは、チームは不振を極め18位に終わり2部へと降格してしまうが、09/10シーズン、守備陣を牽引する活躍を見せ、チームも1シーズンでの昇格を果たす。その後もニューカッスルの守備を支え続けたコロッチーニを、監督のアラン・パーデューも「最高のプレーヤーだ」と称賛し、11/12シーズンからはクラブのキャプテンに就任。名実共にチームの屋台骨となった。