ホナス・グティエレス
Jonás Manuel Gutiérrez

「ホナス(Jonas)」ユニネームが特徴的なアルゼンチン代表サイドアタッカー。

子供のころに左半身の麻痺があったため、リハビリの一環として母親に薦められたサッカーを行ったところその才能を開花させサッカー選手になったという。

ストライドの大きなドリブルは一見ゆっくりに見えるが、懐が深く、加速力もあるために容易には止められない。ボールを持てば高い確率で相手陣内まで持ち込む、異色のドリブラー。アルゼンチン代表ではマラドーナ指揮下時代に「メッシ、マスケラーノ、グティエレスとそのほか8人だ」との発言通り大変重宝された。しかし、本来のポジションと違うサイドバックとして起用されることが多く2010W杯でも2試合に右サイドバックとして出場した。

ベレス、マジョルカを経て2008年に加入したニューカッスルでも突破力と献身的な守備を見せたが、好不調の波が激しく、08/09シーズンは控えになることも多かった。だが、翌シーズンからはレギュラーに定着。チームで数少ない、独力突破を図れる選手として重宝されている。

愛称は“エル・ガルゴ”、ヨーロッパではマジョルカ時代にゴールパフォーマンスにスパイダーマンのマスクをかぶることからそのまま“スパイダーマン”、ニューカッスルでは“スパイダー・マグ（ニューカッスルの愛称であるマグパイズをひっかけて）”、“かさなぎ”である。

また、移籍市場が開くたびにチームを離れるのではないかという噂が立つプレーヤーで、ニューカッスル在籍時には、「イタリアでプレーしてみたい。お気に入りのチームはラツィオとナポリだ。」と発言したかと思えば、他の場面では「プレミアでプレーすることに幸福を感じている。」とのコメントを発するなど、どっち付かずの態度を見せた。

2014年9月、精巣にがんが見つかり左の精巣を切除しアルゼンチンで化学治療を行っていると告白した。

ちなみに、ダニー・シンプソンによるとコンバースの靴に古着の様な学生の様な格好を好んでいるという。

選手公式HP「http://www.jonasgutierrez.com」