マッティア・デストロ
Mattia Destro

インテル・プリマヴェーラの出身で、U-16から全てのカテゴリで代表に選ばれている逸材。

ド派手なアクロバティックシュートやゴール前での冷静さが印象に残り、「全盛期のクレスポを彷彿とさせるプレーヤー」と称する声もあるようだが、ドリブルやパスの能力も高水準であり、守備意識の低さはあるとはいえ、MF的なプレーも淡々とこなすなど、非常にトータルバランスに優れたストライカーと言える。

09/10シーズンにインテルでトップ登録された後、10/11シーズンにジェノアへ移籍。開幕戦でベンチ入りを果たし、以降もトーニやパッラディーノらとのポジション争いに身を置き成長を続けた。その才能が本格的に開花し始めたのが、11/12シーズンに加入したシエナで、エースとしてシーズンを通して活躍するとリーグ戦11ゴールをマーク。

また、シエナでの活躍とその才能は高く評価されていたものの、代表に関してはまだアッズリーニのエースという扱いだった。ところが代表監督のプランデッリはデストロを買っていたようで、2012年5月31日A代表の招集経験が無かったにもかかわらず、EURO2012に向けた代表候補メンバー入り。惜しくも本大会のメンバーには選ばれなかったものの、自身の力が国内でもトップクラスにあることを証明した。