フィリップ・ヴォルシャイト
Philipp Wollscheid

10/11シーズン途中のプロデビューにも関わらず、国内外のスカウト陣から関心を集めるパフォーマンスを披露した英才。

対人戦、空中戦の強さはもちろんのこと、マッツ・フメルス、セルダー・タスキらと同様に、ただボールを奪うだけではなく攻撃の起点となり得る近代型のセンターバック。下部組織時代には中盤でもプレーしていたこともある。球足の鋭いパスで前線にボールを供給できるスキルもあり。ややハイリスクなパスを選択することから相手にインターセプトされることも多々あるが、フィードセンス自体のレベルは高い。ただ、大柄な選手にしてはスピードはあるが、小回りの利くタイプの選手や絶対的なスピードを持った選手への対応は少し苦手としており、先を読む力でなんとか弱点を隠しているシーンが度々見受けられる。ペア・メルテザッカーと比較する声も大きい。

RWハスボルン＝ダウトヴァイラー、ザールブリュッケンといった小さなチームを経て、09/10シーズンにニュルンベルクのセカンドチームに加入。10/11シーズンにはセカンドチームと兼任する形でトップチームにも参加。第13節のカイザースラウテルン戦でブンデスリーガ初出場を飾ると、シーズン途中にレギュラーの座を奪取。11/12シーズンには累積警告による欠場を除くリーグ戦全試合に出場した。

ドイツU-20代表歴を持ち、2013年5月のエクアドル戦にてドイツ代表デビュー。