カミル・グリク
Kamil Jacek Glik

レアル・マドリーの下部組織で育ち、ポーランドに逆輸入されたという異色の経歴の持ち主。

細かい動きには不安を抱えるが、フィジカルの強さとスピードを活かした激しい守備と豪快なタックルには迫力がある。ただ、その攻撃的なプレースタイルから不用意なファールも多い。また、セットプレーからの得点がうまく、相手のマークを外して容易にゴールを獲得するセンスもある。こうした理由から指揮官によってはDFでは起用せずに守備的MFでの起用を選択することも。

レアル・マドリーではトップチームに昇格することはできなかったが、2008年に加入した、ピアスト・グリヴィツェで安定したパフォーマンスを継続し、ポーランドリーグを代表するセンターバックへと成長。2010年にはA代表に招集され、さらには、パレルモへの移籍を果たした。トリノでは外国人でありながらキャプテンを務めた。