イスコ
Francisco Román Alarcón Suárez (Isco)

バレンシアの下部組織出身、スペイン代表経験を持つMF。スペインの各世代代表に軒並み名を連ねたエリート。

ドリブルよし、パスよし、シュートよしと、いかにもスペインの攻撃的MFらしい多彩な才能の持ち主で、その技術力は同世代のスペイン人プレイヤーの中でも1、2を争う。身体能力に優れたタイプではないものの、足元の技術とボールの置き所がうまく、キープ力も卓越している。その類稀なるテクニックは兄弟や友人たちとストリートで磨いたものだそう。

15歳の時に飛び級でU-17スペイン代表に呼ばれたことで注目を集めると、08/09シーズンからは同ユース代表のレギュラーに。2009年に行われたU-17W杯のUAE戦では、相手選手の4人を抜いてゴールを射抜くという離れ業をやってのけた。

バレンシアでは若くから注目を集めており、当時Bチームの監督を務めていたビセンテ・ミルが「イスコは成熟していた。テルセーラ（3部）を超越していた」と語っていたほど。10/11シーズンにトップデビューを果たすなど将来を嘱望されていたが、11/12シーズンに出身地でもあるマラガへ移籍。マラガでは創造性溢れるプレーで瞬く間にファンを虜にすると、ペジェグリーニ監督からもチームのキープレイヤーだと評されるなどリーガでも有数の存在へと成長を遂げた。2013-14シーズンにはレアル・マドリーへと移籍。世界的ビッグクラブにおいても、アンチェロッティ監督から寵愛を受けている。

2013年2月のウルグアイ戦でスペインフル代表にデビュー。

ちなみに、愛犬の名前は「メッシ」。アーセナル戦でメッシが4得点した次の日に命名したそう。