ソン・フンミン
Son Heung Min

「韓国代表のエースストライカー、パク・チュヨンの後継を担うであろう」と同国のサポーターからの期待を一身に背負う、“コリアン・エクスプレス”。

目を見張る快速を備え、サイドアタッカーとして起用されることも多い。しかし、それでも得点力も非凡なものを見せ続ける。その爆発力と肝っ玉は“驚異的”の一言。エリア外からも貪欲にゴールを狙うなど、シュートエリアも非常に広い。

2009年にナイジェリアで行われたU-17W杯で3得点をあげ、チームのベスト8進出に大きく貢献すると、その力が認められ2010年にハンブルガーSVへ加入。

加入初年度にはセカンドチームやカップ戦などに出場した。10/11シーズンはプレシーズンキャンプからトップチームに参加し、親善試合でゴールを量産。チームの主砲であるファン・ニステルローイを上回るゴール数を叩きだした。

その後、左足首を故障して序盤戦は離脱するが、10月30日に行われたケルン戦で復帰すると、初出場、初スタメンというプレッシャーがかかる中でブンデスリーガ初得点を記録。

その後も順調に結果を残し、ブンデスリーガ公式サイトが選出した、シーズン前半戦における最優秀若手選手賞を獲得。ウィンターブレイク中には韓国A代表にも選出され、アジアカップにも参加した。

12/13シーズン終了後にはブンデスリーガでの活躍が認められ、様々なクラブへの移籍話が囁かれたが、最終的にはレヴァークーゼンへ。加入初年度で10得点をあげ、ブンデスリーガで2年連続となる2桁得点を記録した。

2015年アジアカップにも出場。準々決勝のウズベキスタン戦では延長戦で2ゴール、決勝戦のオーストラリア戦では試合終了間際となる91分に劇的な同点ゴールをあげるなどエースとして活躍し、チームの準優勝に貢献した。

クリスティアーノ・ロナウドに喩えられ、「ソナウド」と呼ぶ声も。