ジョンジョ・シェルヴィ
Jonjo Shelvey

U-16～19イングランド代表歴を持つMF。2012年10月のサンマリノ戦でA代表デビューを飾った。アイルランド系の血筋である。

「スティーヴン・ジェラードを超える」とも期待される逸材で、パス能力と展開力の高さは同世代では傑出しておりセットプレーも得意。フィジカルにも恵まれて、大物感を漂わす「気持ちの強さ」も備えている。言うなればイングランドらしい選手でパワー、運動量、技術を併せ持つが豪放なタイプで細やかで芸術的なタイプではない。

課題は気性の激しさとファールの多さ。闘争心に変えてプレーできている時はいいが、試合中にイライラを貯めやすい性格で、チームや自分のプレーが上手くいかないとあからさまにプレー精度が低下。荒っぽいタックルなどを選択するようになり、12/13シーズン序盤に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのナショナルダービーではジョニー・エヴァンズに対して両足タックルを敢行して退場処分に。さらに、この退場の際、アレックス・ファーガソンに冒険を吐くなど、悪童ぶりを露呈してしまった。

07/08シーズンにU-18リーグで11得点をあげ、16歳と59日のチャールトン史上最年少でトップチームデビュー。プレイスキッカーを任されるなど、10代にしてチームの主力として活躍した後、09/10シーズンに340万ポンド（約4億7600万円）でリヴァプールに移籍。この移籍が決まるまでは、アーセナル、トッテナム、ウェストハムなど他のプレミアクラブも狙っていたと言われている。

2011/12シーズンにはレンタル中のブラックプールでハットトリックを達成(リーズ戦)、ルーカス・レイヴァの故障とあわせてリヴァプールへ復帰するとプレミア･リーグ・デビューを果たす。