増田 卓也
Takuya Masuda

ロンドン五輪アジア予選の日本代表で、2011年ユニバーシアードでは守護神として優勝に貢献し、2012年より地元広島のサンフレッチェへ加入。母校の先輩である下田崇から教えを受けることとなった。

内定時の紹介文は『安定したゴールキーピングはもちろん、足下の技術も高く、後方からつなぐサンフレッチェのサッカースタイルに合った将来性豊かなGK』。

増田は初年度から控えの一番手となったが、当時の広島には西川周作が君臨しており、カップ戦を含めなかなか出番を得られない状況が続いた。2013年5月6日、西川の負傷により敵地での大宮アルディージャ戦で待望のリーグ戦デビューを果たすが、後半39分に大宮の富山貴光と激突。両者とも脳震盪を起こし、特に症状の酷かった増田は救急車で搬送されることとなる。

ようやく出場機会を得た増田にとってほろ苦いデビュー戦となった。しかし、ぐったりとしたまま搬送される増田には大宮サポーターからもエールが送られ、広島サポーターも感謝をコールで返すという一幕があり、この一件は各メディアで取り上げられ話題を呼んでいる。

なお、ロンドン五輪本大会は候補メンバーに選出されたものの、最終選考で落選している。