クリスティアーノ・ルパテッリ
Cristiano Lupatelli

守備範囲が広くアグレッシヴなプレーが持ち味のゴールキーパー。過去にはU-21イタリア代表経験を持つ。

フィデリス・アンドリアでキャリアをスタートすると、99/00シーズンにローマへ移籍。ここではフランチェスコ・アントニオーリに次ぐ第2ゴールキーパーとしてプレーし、出番は限られていたが、ゴールマウスの前に立てば好パフォーマンスを披露した。

01/02シーズンから加入したキエーヴォでは、監督のルイージ・デル・ネーリがバックラインを高く設定する戦術をとり、ルパテッリにとって最もプレーしやすい環境が整った。これにより水を得た魚のように活き活きとプレーしたルパテッリは、ビッグセービングを連発しミラクル・キエーヴォの立役者となった。さらにはゴールキーパーながら、背番号10をつけるなど話題の提供も行った。

03/04シーズンに入ると、キエーヴォでの経験を手にローマへ帰還。かつての守護神アントニオーリは移籍をし、ライバルはペリッツォーリとなったが、積極的に前へ飛び出すプレーを好まないカペッロは、ルパテッリを正ゴールキーパーどころか、第3ゴールキーパーへと降格した。

04/05シーズンは出場機会を求めてフィオレンティーナへ移籍。カンピオナートで30試合に出場し本来の輝きを取り戻したかに見えたが、このシーズンを最後に彼がピッチに姿を現す回数は激減。パルマ、パレルモ、カリアリ、ボローニャなどプロヴィンチャのクラブを渡り歩くも、まともにシーズンを送れたチームは無い。