カイル・ウォーカー
Kyle Andrew Walker

パワフル且つスピーディーなプレーとDFラインであればどこでもこなすユーティリティー性を備えたライトバック。

上背自体はそこまでないが、鋼のように堅さとゴムのような弾力性を備えた肉体を活かしたパワフルなプレースタイルに迫力満点。ボール扱いはそこまで上手いわけではないが、力強さとトッテナムでもトップクラスのスピードを駆使したオーバーラップは相手チームに十分過ぎる恐怖心を与えられるレベルにあり、11/12シーズンのノースロンドンダービーで披露したような強烈なシュート力も秘めている。

また、センターバックや左サイドバックにも柔軟に対応するポリバレント能力も高く、「フィジカルに明るい守備のユーティリティプレーヤーとして大成するのではないか」と分析する有識者も多い。

トッテナムでもチームメイトとなった、カイル・ノートンと同じくシェフィールド・Uのアカデミー育ちで、2009年に同時にトッテナムに引き抜かれると、10/11シーズンにローン移籍先のアストン・ヴィラで脚光を浴びるパフォーマンスを披露。元々U-19、U-21の代表歴を持つ実力者ではあったが、ファビオ・カペッロのお眼鏡にかなうと2011年2月9日に行われたフランスとの親善試合ではA代表にも招集されベンチ入りを果たした。

2012年のPFA年間最優秀若手選手賞を受賞。