ヴィクター・モーゼス
Victor Moses

元イングランドU-17代表で、U-17EUROのゴールデンブーツに輝いている快速ウィンガー。

ナイジェリア生まれだが、11歳のときに両親が殺されてイングランドへ移住。14歳のときにナショナル・スクールズ・カップを制覇しクリスタル・パレスの下部組織へ入団したという異色の経歴を持つ。

左サイドから切れ込むのが得意で、スピードを活かしたペネトレイトは大きな武器。だが、ドリブルのレパートリーはやや少なく、味方を使うプレーも得意ではない。また、スティーヴ・クラリッジ（元ミルウォールのストライカー、現在は評論家）は「ボールを持っていないときにサボりすぎるのが難点」と評している。

なお、日本では「モーゼス」と表記されることが多いが、現地の発音に近付けると「モージズ」が近い。

なお、彼の生まれと名前にはいろいろな憶測があり、ナイジェリアリーグでプレーしていたJoseph Egharevbaが生物学的な父親であり、イングランドには人身売買によってやってきたという話も『allnigeriasoccer』で報じられた。本当の名前は「Igbinijesu Egharevba」であるとも。