ユリアン・ドラクスラー
Julian Draxler

切れ味鋭いドリブルにパスセンス、豊富な運動量、優れた得点感覚など、数多のストロングポイントを備える近代的なアタッカー。

10代の頃からベテラン顔負けの堂々たるパフォーマンスを見せ、その才能の高さは、ドイツA代表入り噂された時期にはヨアヒム・レーフ監督を「彼は偉大なタレント性を持っている。あのプレースタイルは憎たらしくもあり、面白みもある」と言わしめたほど。

シャルケの下部組織出身で、2011年1月15日に行われたハンブルガーSV戦において、17歳と117日というクラブ史上最年少出場記録（ブンデスリーガ史上においても4番目の若さ）でトップチームデビュー。22日のハノーファー96戦では先発出場するだけではなく、ラウールのゴールをアシストするクロスを供給。25日に行われたDFBポカール、対ニュルンベルク戦では初ゴールまで記録し、わずか10日あまりで「将来のドイツA代表候補」へ推されるまでに知名度を急上昇させ、最終的には（本大会メンバー23名からは漏れたが）EURO2012に向けたドイツ代表候補メンバーに名を連ねた。

高い技術を持つが、華麗なフェイントや鋭いスルーパスを披露するタイプではない。難しいボールにも着実にトラップし、確実にパスを繋ぐ。