武藤 雄樹
Yuki Muto

高校時代までは無名選手であったが、努力に努力を重ね、Jリーグへの切符を掴んだストライカー。

DFラインの背後を突いた動き出し、ニアサイドへの果敢な飛び込み、鋭いターンからの強シュートなど、シュートパターンが多彩なプレーヤーで、ベガルタ仙台サポーターからは「佐藤寿人の再来」との声も。また、サイドハーフでの起用に応えられる順応性も備えており、このポジションではスピードに乗った積極的なドリブル突破や少し引いた位置からの飛び出しを見せるだけではなく、運動量も豊富で守備面でも貢献する。

上述のように高校サッカー界では名を上げられなかったが、流通経済大学のサッカー部に入部すると、1年次から大活躍し、JFLで15得点を記録。4年次には関東大学リーグで得点ランキング2位に輝き、ベストイレブンにも選出された。2011年に大学時代の先輩である鎌田次郎が所属するベガルタ仙台に入団。加入初年度はあまり出場機会を得られなかったが、同年10月8日に行われた天皇杯、ソニー仙台FC戦で決勝点となるペナルティキックを決めてプロ初得点記録。さらに、その翌週に開催されたアビスパ福岡戦でリーグ戦初得点を決めた。