ダニエレ・コンティ
Daniele Conti

80年代にイタリア代表やローマで活躍したブルーノ・コンティの息子。その父がプレーしていたローマ・プリマヴェーラで育成され、96/97シーズンにセリエAデビューを果たす。98/99シーズンにはペルージャ戦でセリエA初ゴールをマークしたが、ローマでのプレーはこのシーズンが最後となり、99/00シーズンにはプロヴィンチャのカリアリへ移籍する。

カリアリに加入した99/00シーズンは多くの出場機会を得ることが出来なかったが、チームがセリエAから降格し、セリエBで戦うこととなった00/01シーズンからレギュラーポジションを勝ち取り、そこから10シーズン以上カリアリの中盤に君臨し続けている。しかし晩成型であったため、代表経験はU-21イタリア代表のみと、あまり縁が無かった。

特徴的には戦術眼と展開力に優れ危機察知能力も高いレジスタで、攻守両面でキーマンとなれるタイプ。また、時折見せるエリア内へのフリーランニングやミドルシュートなど得点力も水準以上のものを兼備する。前キャプテンであったディエゴ・ロペスが引退をした10/11シーズンからはチームのキャプテンに任命された。

若い時はコンティの息子ということで苦労し伸び悩んだが、35歳を越えて現役を続けるなど彼もまた偉大なプレイヤーである。