アンドレア・コッス
Andrea Cossu

2010年W杯のイタリア代表候補にも選出されたプロビンチャ随一のファンタジスタ。

ボールスキルに長けたテクニシャンで、前線で見せる抜群のキープ力と、タメを作ってからのスルーパスは絶品。またプレースキックも正確で、08/09シーズンから3シーズン連続で二桁アシストを記録している。

エラス・ヴェローナでプレーしていた当時は目立つ存在ではなく、07/08シーズンにカリアリへ加入した当初もサイドやアンカーで使われるなど、ポジションが定まらず煮え切らない時期を過ごした。転機となったのは08/09シーズン、トレクアルティスタの位置に固定されるようになり才能が開花。縦に早いカリアリの中にあって、タメを作れる貴重な存在としてブレイク。09/10シーズンには10アシスト、10/11シーズンは前半戦だけで二桁のアシストをマークし、カリアリ攻撃陣の中心として活躍、最終的に結局13アシストでセリエAナンバーワンアシスト数を記録した。

その活躍が当時の代表監督リッピの目に止まり、2010年3月に行われた親善試合のカメルーン戦でアッズーリデビュー。ワールドカップ南アフリカ大会も24人目の選手としてチームに帯同したが、ピルロやカモラネージの怪我の回復が間に合ったこともあり最終的にメンバーから漏れた。