福森 晃斗
Akito Fukumori

高精度の左足で攻撃面でもチームに好材料を与え得る近代型DF。

ポジションは違えども、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスを憧れの対象にしているように、その左足に対する思い入れは強く、ミドルシュートやプレースキックなども持ち味とする珍しいセンターバック。

中学まではFWとしてプレーしていたが、桐光学園に入学後センターバックへ転向。高校屈指のセンターバックとして、チームをインターハイ4強入りに導いた後、「左足の技術は既にJ1レベル」という触れ込みを引っ提げて2011年に川崎フロンターレへ入団した。

プロ入り当初はなかなか出番がなく、ルーキイヤーはリーグ戦2試合、ナビスコカップ1試合の出場に終わったが、2012シーズンにチャンスを獲得。

シーズン序盤に就任した風間八宏監督その左足を見込まれると、5月26日に行われた首位ベガルタ仙台戦で左サイドバックとしてプロ初先発。

試合中には気になるミスも見せてしまったが、後半ロスタイムに矢島のゴールをお膳立てする高精度のクロスボールを供給し、勝利の立役者の一人となった。

札幌移籍後の2015年にはフリーキックの助走を7歩から5歩に減少させ、威力と引き替えに精度の向上を図っている。ただ、その一方で食べ物が美味しすぎて5kgも太ってしまったらしい。