塩谷 司
Tsukasa Shiotani

国士舘大学出身のディフェンダー。強靱なフィジカルに定評があるほか、大学時代はボランチなど様々なポジションでプレーしており、攻撃力や万能性にも優れている。

2011年に水戸ホーリーホックに入団すると、開幕戦から絶対的なレギュラーとして出場を重ね、瞬く間にチームに欠かせぬ存在へ。チームメイトにあたる元日本代表FW吉原宏太をして「高くて強いCBならたくさんいるけど、彼の場合はさらに”蹴れる”。J1でも絶対にやれるし、代表も狙えますよ」と言わしめるほどの存在感を見せた。

水戸の監督を務め、国士舘大学時代に自身をプロに誘った柱谷哲二を恩師に挙げている。柱谷は水戸で実績を積み、複数のクラブからオファーを受けていた塩谷を「おまえは3バックが合っている」と広島への移籍を勧めた。

年代別代表の経験はないが、2014年4月の代表キャンプでA代表初招集を受け、3バックの一角をやっていたクラブとは違いサイドバックとして試された。自身はJ開幕からゴールを重ねるなど絶好調であったが、2014年ワールドカップのメンバーには入ることが出来なかった。

大会後に新たな監督となったハビエル・アギーレ氏は最初から彼を招集し、10月のジャマイカ戦で初キャップを獲得。2015年アジアカップのメンバーにも選出されている。