ジョン・ブルックス
John Anthony Brooks

ドイツ生まれのアメリカ代表DF。

190cmを超すフィジカルに優れた大型センターバックで第一に跳ね返しを得意とするが、左利きで足元やビルドアップ能力も一定水準に達しており、トップでの経験は少ないながら「冷静な頭脳」と「試合を読む力」を高く評価されている。

ユース年代にはバイエルン・ミュンヘンからの関心も寄せられたが生まれ育ったドイツの首都ベルリンを本拠地とするヘルタBSCでプロ契約を結び、12/13シーズンに2部でトップデビュー。13/14シーズンより日本代表MF細貝萌とチームメイトとなっている。

また、父親はアメリカ軍人で同国の市民権を所有していたため、年代別の代表ではアメリカ、ドイツの双方でプレー。しかし、2013年に外国籍、特にドイツ系の選手を多く招き入れていたユルゲン・クリンスマン体制のアメリカ代表に招集され、8月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でデビューを果たした。

そのまま若返りを進める同体制に定着し2014年W杯メンバー23人にも選出。初陣となるガーナ戦はベンチスタートだったものの先発したマット・ベスラーが負傷したことにより後半から途中出場。同点に追い付かれた直後の試合終了間際にコーナーキックから決勝点となるヘディングゴールを叩き込み一躍ヒーローとなった。