エムレ・ジャン
Emre Can

ユース代表の強さはドイツサッカーの代名詞となったが、数多の才能が輝く1994年生まれの選手を代表する存在か彼だ。

激しいタックルとダイナミックな攻撃参加、そして、柔軟な足元も兼ね備え、攻守両面で抜群の存在感を放つ超逸材で、バイエルの会長ウリ・ヘーネスも「近い将来、このクラブの中核を担う潜在能力だ。バイエルンの宝だよ」と太鼓判を押している。

なお、センターポジションであれば、トップ下からセンターバックまで敬虔があり、12/13シーズンのキャンプでは右サイドバックにも挑戦した。

ちなみに、彼のルーツがトルコということで、現地でもトルコ語読みに近い「ジャン」やドイツ語読みに近い「カン」など発音方法は数パターンあり、なかなかこれといったものが定着化していないが、本人は自身のことを「ジャン」と呼んでいる。ちなみに、リヴァプールのHPでは、Canの発音は“チャン(Chan)”と伝えている。

13-14シーズンにはレヴァークーゼンへと完全移籍。背番号10を与えられ、期待の高さが窺い知れる。14/15シーズンにはリヴァプールへとステップアップ。チェルシーとのビッグゲームでゴールを決めることもあったが、3バックの一角として主にプレーした。

2011年のU-17W杯ドイツ代表キャプテン。