リヤド・マフレズ
Riyad Mahrez

ル・アーヴルの下部組織出身。フランス生まれだがアルジェリアの血を引いているアタッカー。

2013年11月にはアルジェリアの招集を受けることを表明。2014年5月10日から行われる代表のキャンプに呼ばれ、ワールドカップに向けて国籍を変更する決断を下している。

2011-12シーズンにル・アーヴルのトップチームに昇格し、次年度は開幕からレギュラーに抜擢された。そして2013年にはイングランド2部のレスター・シティへ移籍し、1年目でクラブを昇格に導く活躍を見せた。

移籍交渉が始まる前、レスターのスカウトは同僚のライアン・メンデスをチェックしていたというが、同じ試合に出ていたマフレズの方に惹かれたという。ライアン・メンデスの価値が高騰していたからかもしれないが･･･。

彼の名前が世界に轟くことになったのは2015-16シーズン。開幕から快進撃を続けるレスターの中で鮮烈な活躍を見せ、ジェイミー・ヴァーディと共に得点とアシストを量産。バルセロナやアーセナルからの注目を集めるに至り、PFA年間最優秀選手賞まで獲得してしまった。

単純な身体的な強さにはあまり優れていないものの、繊細なボールタッチを生かした狭いところでのプレー、するすると抜くドリブル突破が武器。左利きだが比較的右足も上手く、セットプレーも得意とする。基本的にはサイドでプレーするが、レスターではトップ下も務めたことがある。

イングランドでは、フランス時代に課題とされていたフィジカルコンタクトにも適応を見せるようになり、ドリブラーとして一皮剥けた。

なお、彼は無名だったと言われることも多いが、ル・アーヴル時代からライアン・メンデス、ワリード・メスルーブなどと並んで知る人ぞ知る好選手だった。その点で完全なアマチュアだったジェイミー・ヴァーディやエンゴロ・カンテとは相違がある。