ニコラス・ロペス
Nicolás Federico López Alonso

相手を嘲笑うかのごとき高度なボールテクニックと正確無比なシュートで観衆を沸かす、「エル・コネーホ」（うさぎ）。

上述のようにボール扱いに長け、アジリティーと技術を活かしたドリブルにも定評があるが、ストライカー気質な性格と鋭いシュートを備えていることから、最前線で最も活きるタイプ。そのため、トップチーム昇格後のローマでは両ウィングで起用されているが、ナシオナル・モンテビデオ時代にはセンターフォワードでも使われている。課題はフィジカルコンタクトに対する弱さ。

2011年、17歳という若さながらウルグアイの名門ナシオナル・モンテビデオでプロデビューを飾ると、すぐさま注目を集めるパフォーマンスを披露し、ビッグクラブへのステップアップが期待されるタレントに成長。2012年にはペニャロールとローマからオファーを受け、最終的にはイタリア行きを決断した。

ローマに加入後はプリマヴェーラ所属となったが、半年間のプレーで12試合15得点という驚異の結果を残すと、12/13シーズンからはトップチームに昇格。12/13シーズン開幕戦、対カターニアとの試合でトッティに代わり途中出場すると、後半ロスタイムにチームを救う値千金のゴールを決め、セリエAデビューとセリエA初ゴールを同時に記録し、衝撃的なデビューを果たした。

かつてローマで活躍したアベル・バルボ曰く、ニコ・ロペスは同じくセリエAで活躍したウルグアイFWダニエル・フォンセカに似ており、スピードやボールスキルに長けた才能の持ち主と評価している。