フアン・キンテーロ
Juan Fernando Quintero Paniagua

2013年U-20南米選手権の最優秀選手で、2014年W杯のコロンビア代表MF。愛称は“Quinterito”。

育成に定評のある国内の小クラブ、エンビガードの下部組織出身で、レストレポ、モリーナといった同クラブ発の代表選手に続く存在として期待され、2012年に名門アトレチコ・ナシオナルへ移籍を果たす。19歳で渡ったイタリアのペスカーラでは、加入直後から好プレーを連発。トレクアルティスタ、レジスタとして質の高さを披露した。

足元の技術に長けたプレイメイカーでアイディア、キック精度、ドリブルでの仕掛けなど見るべきものは多い。伸びやかな左足のキックは何よりの武器で、そのプレースキックは名手ブッフォンの手を焼かせる程の精度を誇り、ミハイロヴィッチらと比較する声もある。また、小柄でフィジカルは強くないが身体の使い方は上手い。

将来的には似たような経路を辿るハメス・ロドリゲスと同じくスペシャルな選手になる可能性を秘めたタレントと言えよう。

コロンビア代表として、2014年W杯は当落線上の選手だったが、ペケルマンが好むタイプだったことに加えて将来性も買われ、ベテランのマクネリー・トーレスを抑えて23人のメンバー入りを果たしている。