ハカン・チャルハノール
Hakan Çalhanoğlu

ジュニーニョ・ペルナンブカーノの聖域に達する可能性を十分に秘めた、新世代の名フリーキッカー候補。

ドイツのマンハイム生まれだが、U-16～U-21ではトルコ代表を選択し、2013年にフル代表デビュー。キックを武器に攻撃を司る攻撃的MFで、ハードワークも可能である。

カールスルーエでの1シーズン目は無得点だったが、2シーズン目となる2012/13シーズンに大ブレイク。36試合に出場し17得点をあげた。

2013/14シーズンにハンブルガーSVに移籍。ラファエル・ファン・デル・ファールトを差し置き、セットプレーのキッカーを任された。そして同シーズンの第22節ドルトムント戦、彼の名前が世界中に知れ渡る。試合終了間際に獲得したFKをおよそ40mの位置から直接狙い、見事ゴール。シュートは無回転で二度三度ブレ、壁の選手がいなかったにもかかわらず相手GKヴァイデンフェラーは反応することができなかった。

このようにセットプレーの精度は恐ろしいほど正確で、カールスルーエに所属していた2012-13シーズン、記録した17得点のうち実に7つが直接FKだったという逸話を持つ。なお、その開幕節であるハイデンハイム戦では1試合に2本の直接フリーキックを決めるという偉業を成し遂げている。

曲げるボール、落とすボール、ストレート、無回転とキックの種類が非常に豊富であり、セットする位置や壁の枚数に応じてにキックを柔軟に使い分ける。

2014-15シーズン、レヴァークーゼンの公式戦では直接フリーキックで9点を奪った。