アドリアン
Adrián San Miguel del Castillo

ベティスの下部組織出身、大柄なGK。

10歳でベティスに入り、それ以降全てのカテゴリーでプレーしてきた生え抜きで12/13シーズンに25歳にしてトップチームに昇格。当初は第3GKだったが、ファブリ、カストを押しのけ、正GKの地位を奪取した。だが、ベティスとの契約は延長せず、翌13/14シーズンにフリーでウェストハムへと移籍した。

16年を過ごしたクラブを離れ、ウェストハムと3年契約（チームオプションで＋2年）した際には「とても幸せだし、ロンドンとイングランドにおいて伝説的かつ歴史的なクラブに加わることができて最高です」とコメント。また、先発した31試合中11試合でクリーンシートを記録し、ベティスをEL出場に導けたことについては、「（EL）出場権獲得はベティスファンへのとても大きなお別れの贈り物になった」とも話した。

移籍金0で獲得できたことにウェストハムのアラーダイス監督は掘り出し物をゲットできたと確信しているそうで、ベテランのヤースケライネンを起用しつつ、アドリアンが順応するにつれて出場機会を与えている。サイズ的にはプレミア向きで、その真価を発揮し出すと、2014年1月・2月とウェストハムファンが選ぶ月間MVPに連続して選出された。ファンのハートをがっちり掴んだだけでなく、ウェストハム史上最高のGKとも言われるフィル・パークスからも絶賛を受け、今後数年は正GKに君臨するだろうとお墨付きを貰った。

なんでも、かつてはFWだったそう。GKになったきっかけは、9歳の頃、アルタイル（Altair）というところでプレーしていた際にGKがおらず、コーチからやってくれないかと頼まれたからだとか。その翌年にベティス入りした。