ディエゴ・カペル
Diego Capel Trinidad

セビジスタからは“新たなレジェス”と呼ばれた左利きのレフトサイダー。高速シザースを駆使してサイドを抉る姿は古き良きウィンガーを再起させる。

しかし、左足偏重＋重心が低い分猫背で周りが見えにくいというその特徴が仇となり、対戦相手が「とにかく縦を切る」という“カペル・シフト”を敷くようになった2008-09シーズンから長期的なスランプへ突入。デビュー当時の勢いは失われ、セビージャでもペロッティやアドリアーノの後塵を拝するようになった。

苦しい状況を払拭すべく2011-12シーズンはスペインを飛び出しスポルティング・リスボンへと移籍。パシエンシア監督の下で左ウイングのレギュラーを確保すると、攻撃の中心として活躍。後には右サイドでのプレーも経験するなど自身の幅を広げ、新天地で自らの個性を存分に発揮した。

しかし、2013-14シーズンからはカルロス・マネの台頭で徐々にベンチに座ることが多くなり、さらに2014-15シーズンはナニの加入によって完全にサブになってしまった。