アンジェロ・パロンボ
Angelo Palombo

ボール奪取能力、カバーリング能力に長け、セリエA屈指のディフェンス力を持つインテルディトーレ。

フィオレンティーナ・プリマヴェーラで育成を受け、01/02シーズン2月10日のヴィチェンツァ戦でトップチームデビューも果たしていたが、クラブの破産により02/03シーズンに、当時セリエBのサンプドリアへ移籍する。

サンプドリアでは加入初年度からレギュラーに定着し、チームのセリエA昇格に貢献。トップリーグに舞台が代わっても、指揮官ワルテル・ノヴェッリーノのパロンボへの信頼は厚く、特に中盤センターを共に支えたレジスタのセルジョ・ヴォルピとのコンビは抜群の相性を誇り、08/09シーズンにヴォルピがチームを去るまでの間、チームの心臓部ともなっていた。その間、パロンボもただ単に守備のタスクをこなしていたわけではなく、展開力や2列目からの飛び出しなど苦手だった攻撃面のレベルアップに成功した。

また、07/08シーズンからはキャプテンを任されるようになり、ピッチ内外でチームを牽引。09/10シーズンにはユヴェントスなどのビッグクラブから獲得のオファーを受けたが、サンプドリアに残ることを選択し、チームへの愛を示した。尚、2011年2月現在で「サンプドリア在籍時のカンピオナートでの試合出場数」でトップ10入り、「サンプドリア在籍時の全コンペティションでの出場試合数」でトップ5入りを果たしている。

尚、代表レベルではユース年代から活躍し、2004年U-21欧州選手権優勝、2004年アテネ五輪銅メダル獲得メンバーで、2009年コンフェデレーションズカップ、2010年FIFAW杯メンバーにも選出されている。