ジュゼッペ・ロッシ
Giuseppe Rossi

アメリカはニュージャージー州生まれのイタリア人FW。アメリカ、イタリア、イギリス、スペインでプレーと国際豊かで、U-16～21代表を経て、2008年にアズーリデビュー。体格は小柄ながら技術は高く、体が出来上がれば相当なレベルにいける可能性も。

アッリエーヴィ時代は豪華なメンバー（デッセーナ、サーヴィ、ルーポリら）とプレー。父を筆頭に家族全員がミラニスタだと語る。

17歳でパルマ下部組織からユナイテッドへ引き抜かれる。06/07シーズンにレンタルで復帰したパルマではチームを残留に導く大活躍。イタリアでの活躍ぶりを目にしたユナイテッドは引き止めたかったようだが、07/08シーズンにビジャレアルに完全移籍するといきなりスタメン確保。加入当初は球離れが悪く攻撃のリズムを崩してしまう場面も目立ったが、徐々にスペインに順応すると、リーガを代表するゴールゲッターへと成長。

バルセロナなどビッグクラブへの移籍も噂されるなか、2011/12シーズンにはチャンピオンズリーグにも出場するが、負傷で長期離脱。ロッシの穴を埋め切れなかったチームはCL敗退はおろか、まさかの2部降を喫し、図らずもその存在の大きさを知らしめる結果となった。

プレースキッカーを任されるなど左足の精度は抜群で、角度が無かったり、相手に囲まれたりしていても、冷静にゴールを陥れることができる。また、スピードに乗ったドリブルで相手を引きつけつつ、パスも出せるなど選手として完成されていて、上背のなさという欠点を全く感じさせない。

2013年1月、フィオレンティーナへ移籍し、イタリアへと帰還。新背番号に49番を選んだのは父フェルナンドさん（故人）が1949年生まれなことからだそう。

課題は怪我の多さで十字じん帯は右足が3回、左足が1回と怪我しその度に長期離脱をしている。それでも、復活しては活躍するという不死鳥のようなフォワード。

アメリカで生活していた頃は野球をしていたこともあり、ポジションはピッチャーだった。マサチューセッツ大学の通信講座を受講するなど勉学にも励む。幼少期はファン・バステンをのような選手を目指していた。もうひとりのアイドルはギッグス。