フアン・マヌエル・バルガス
Juan Manuel Vargas Risco

攻撃センスに優れ、左足から放たれるキックの精度と破壊力は超一流。云わずと知れた“ペルーのホベルト・カルロス”。

08/09シーズンにフィオレンティーナへ加入するも、ムトゥとのコンビネーションが合わず、本領を発揮するのに時間を要したが、プランデッリが見出した左のサイドアタッカーというポジションは、守備に難がある彼にとって居心地が良かったのか、更なる成長に成功した。その成功の一要因として挙げられるのは、ジラルディーノと最高の連携を築けたことにある。

「左サイドで見せる彼のプレイは本当に素晴らしい。シュート力もあるし、彼の鋭く曲がる正確なクロスによって、僕のゴールが何度生み出されたことか。彼がここまで僕にフィードしてくれた感謝と共に『これからもよろしく』って言いたいよ」と語りエースとの関係は、フィオレンティーナの生命線になった。

ちなみにアルゼンチン時代までテクニックはあるがひ弱さのあるMFだった。イタリアへ渡ってから驚異的な肉体の変化を見せパワーを身に付けた選手である。