フィリペ・ルイス
Filipe Luís Kasmirski

カスミルスキという名からわかるようにポーランドの血も引いていたが、一度も訪れたことがないことからブラジル国籍・代表を選択した左ラテラル。U-20代表を経て、2009年10月にセレソン・デビューを果たした。

スピード、運動量、クロス、パワフルなシュートとアタッキングセンスに溢れ、攻撃能力は文句なし。

ファン・ハールに目をつけられ、10代で挑んだアヤックスでは出場機会0。その後は、ウルグアイのレニスタスへ居を移し、レアル・マドリードBとデポルティーボへローン移籍。言語も苦にしなくていいスペインサッカーが予想以上に体にフィットしたのか、最終的にはデポルティーボが完全移籍での獲得を求めるほどの働きぶりを見せ、リーガ屈指の左サイドバックへと飛躍した。

09/10シーズン開幕前には、バルセロナが本格的に触手を伸ばしたが、移籍金の折り合いがつかず、デポルに残留。不満が残るオフシーズンを経験したが、鬱憤を晴らすかの如く、相変わらずのハイパフォーマンスを続けた。

2010年には「右足を切断する可能性もあった」という右足首の脱臼及び骨折から復帰後にアトレティコへと移籍。カピタンのアントニオ・ロペスからスタメンを奪取した。奇しくもレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーと両ライバルチームに在籍経験を持つこととなった。

日本文化に造詣が深いようで、「スーパーマリオ」に登場するクリボーのTシャツを着用したり、「ドラゴンボール」のコップやベジータのTシャツを所有している。