ホセ・マリア・ヒメネス
José María Giménez de Vargas

ウルグアイU-20、フル代表経験のあるDF。2013年U-20W杯、2014年W杯のウルグアイ代表メンバー。

パワフルさが売りのセンターバック。高さ・強さを併せ持ち、人に強い。スピードや敏捷性はあまりないが、パス出しは悪くなく強いボールを前線につけることができる。性格的には熱いタイプの選手。モヒカン。

2012年11月ダヌビオのトップチームにデビューすると、わずか1シーズンでアトレティコ・マドリーに引き抜かれる。当時18歳だったヒメネスの獲得について、アトレティコのスポーツディレクター、ホセ・ルイス・ペレス・カミネロは「生まれながらの才能がある。素早いディフェンス、いいキック、マーカーとしての良さ、ボール奪取も素晴らしい」と絶賛していた。ヒメネス自身は移籍に際し「とても嬉しい。シネオネは素晴らしい監督。彼の試合を見たことがあるし、試合のなかでの彼のキャラクターが好き」とコメント。また、「ピッチで全てを出し尽くすのが好き」とも述べたが、その通り全力で戦う“熱量”のある選手・タイプでもある。

ウルグアイ代表にデビューしたのは2013年9月のワールドカップ南米予選コロンビア戦。弱冠18歳の選手にとっては非常にプレッシャーの掛かる重い試合だったものの、ファルカオらを擁する相手攻撃陣を無失点に封じ込め2-0の勝利に貢献。紙面やファンからも高い評価を得る上々の代表デビューとなった。タバレス監督からは「若さと少ない経験ながらとても目立っていた。十分以上の試合をした」と賞賛され、Marca紙では『パーフェクトなデビュー』と持ち上げられた。ちなみに、試合で対峙したファルカオには試合後、（代表デビューの？）お祝いの言葉をかけられたとか。

その代表デビューについてはヒメネス自身は「W杯予選でプレーするのは夢だった。夢だったけど一度も考えたことはなかったんだ」、「最もゾクゾクしたのは国家を歌ったとき。嘆くようなことにはならなかったけど、少し涙が出た。（ホームの）サポーターと一緒に歌うことはものすごいことだった」とその喜びを語っている。そして、キャプテンであるルガーノにはいつも支えられていると感謝も口にしている。

ちなみに、2014年ワールドカップでプレーすれば同国史上最年少でのワールドカップデビューになるそう。そのブラジルW杯ではグループリーグ突破が懸かったイタリア戦に先発出場して、クリーンシートに貢献。「とても美しく、楽しかった」と語ったヒメネスはここでも高い評価を得た。

愛称は“Josema”。