アドリアン・ロペス
Adrián López Álvarez

かつてはレアル・マドリーも注目した、才能豊かなスペイン人アタッカー。スペイン代表経験を持つ。

DFの裏へ抜け出す一瞬のスピードを武器とし、特に裏へ抜ける際の体の使い方が抜群に上手く、ストライカーとして大成し得る特性を有していた。だが、純粋な点取り屋タイプではなく、サイドに流れてのチャンスメイクや味方が飛び出すスペースを作るなど、利他的なプレーも巧くできるてしまうがために、それが逆に「迫力不足」だとの声もある。

オビエドからデポルティーボ・ラ・コルーニャへと引き抜かれた後、レンタル先のマラガで活躍してデポルへ復帰。10番を背負うと、セグンダ降格となってしまったチームのなかで1トップを張り孤軍奮闘を見せた。

降格したデポルを離れ、移籍した先はアトレティコ・マドリー。ここでもそのポテンシャルの高さを見せつけ、一時はアーセナルなどが食指を伸ばしているとも噂されたたものの、その後はサイドもこなす便利屋的な立場へと徐々に後退。2014年夏にポルトへと移籍することになった。

U-21スペイン代表では主軸として活躍。2011年のU-21EUROデンマーク大会、準決勝のベラルーシ戦で、後半終了間際にチームを救う同点弾を決めたほか、延長戦では逆転弾も記録し、英雄的な活躍を見せた。2012年3月、セルビア戦でフル代表にもデビューしている。