ジャンルーカ・クルチ
Gianluca Curci

イタリア代表に招集された経歴を持ち、この世代ではトップクラスのゴールキーパー。身体能力に長けたキーパーで大柄だが、敏捷性もあり守備範囲が広く、1vs1の局面でも果敢に挑む勇気も好印象を与える。

ローマ・プリマヴェーラ在籍時から将来を嘱望され、04/05シーズンのカンピオナート・プリマヴェーラで優勝。世代別の代表でも2006年、2007年U-21欧州選手権のメンバーに選出された。

ローマのトップチームでデビューしてからは、05/06シーズンにチャンピオンズリーグも含めてそれなりのチャンスをもらったが、ブラジル人ドニの台頭があってからはベンチを温めることが多くなる。素質はあるが、それに頼ってしまうプレースタイルが災いし、伸び悩む時期が続いた。

しかし08/09シーズンのシエナ移籍を機にパフォーマンスに安定感が生まれ、コンスタントに出場できるようになると、ドナドーニ、リッピ政権下のアッズーリに招集される。10/11シーズンからは、サンプドリアへ移籍。前任の正ゴールキーパー、ルーカ・カステッラッツィの後を継いでゴールマウスを守った。